「ふっふふふ」
4人はお茶目に笑う。




💭確かメリーが言ってたな
心を読まれてはなりません。

その時は鷲の目を思い出すの
です。
鷲の目をドアに見立てて
気を張ると心を読まれません。

フローレンスはやって見た
精神統一をして集中
鷲の鋭い目を思い浮かべ
よーく目を見たらドアがあった


4魔女は顔を見合わせる。


「あーフローレンス、やってくれた
わねぇ、封じの術か!」
アリアもマヤもタニアもジュリア
もビックリ

17歳のフローレンスがそんな術を
マスターしてるとは思わなかった。

.。oO又メリーに助けられたわ
フローレンスは年の功的なメリー
に感謝した。
心を読まれたのではフローレンスもやりにくい!

・・・アハハ💦4魔女はじーっと
フローレンスを見る。


「ま、ーまあね、警戒されて
当たり前ダワね。」
アリアさんが目を丸くして言う。

「アハハ確かに‼️」
タニアさんもジュリアさんもふっくらとした顔で笑う。

「怪しいっちゃ怪しいかワハハ」
マヤさんもキツイ目をしながら
頭をかいた。


南の4魔女もフローレンスには
タジタジな様子だ。

「で、」


「はい?」

「相談が事があるんだろう」
マヤさんは真面目な顔をして言った。

「はい、お願いがあって来ました。」


一通り流れを説明したがロレンツオ
とリアが自分を取り合っているとは
いえなかった。
私、モテますと言っているようで
それに殿下二人の勘違いがもしれない。面白がって遊びが興じて
いるだけなのかもしれない。

それぞれお后候補はいると聞いている。

と思っていると

「何故リア殿下とロレンツオ殿下は仲違いをしてるのかしら」

と4人は不思議な顔をしていた。

「そ、それは・・・」
フローレンスも気まずい!


そんなフローレンスを見れば
なんか怪しいと、勘がいい4人なら
見抜けてくる。

神経を集中して4人はフローレンス
の鷲の目の心のドアを開ける
フローレンスも開けられないよう
に応戦する。

生暖かい風がグルグル🌀と回り
4魔女とフローレンスの回りを
回る。
4魔女の頬を風が撫で髪がなびき
パタパタとドアが開きそして
閉まった。

一瞬だったがフローレンスと
ロレンツオの出会い
リアとフローレンスの出会い
それからの事
4魔女には全て見えていた。


さっきとは違い、合間合間に見えた
年寄りを大事に扱うフローレンス
に4魔女は感激していた。

かつて、何年か前まで
四魔女はかなり歳を取っていた。
悪魔女との壮絶な戦いが終わり4魔女は今の年齢に戻り人生をやり直しているのだ。彼女達は三百歳を超えている。
メリーの年の功を超える年の功


「アンタはいい子だね
幸せになっておくれ」
マヤの口からポロリと本音が零れた。



「さあて、魔女会議だよ
美桜もピットも参加しておくれ」
何時の間にか美桜と呼ばれる
23位の綺麗な人がいた。

「もう、時間止まっちゃったから
車を降りて歩いて来たわよ!」
とニコニコ笑う。
笑顔が親しみやすくふっくらとした
頬にはエクボがあった。

「私美桜です
よろしくねフローレンス」


「あ、あ、美桜様
レイモンド様、王様のお后様
ですか?
お目にかかれて光栄です。」

フローレンスは胸に手を当て
挨拶をした。

「ふふふ、ここは私の実家
みたいなところなのマヤさんは
私の母親と同じなのよ。
だから普通で、ネッ」

美桜はにっこり笑う。


。oOん?母親みたいって事?
どう見てもあまり変わらない
お年頃に見えるんだけどなぁ
お姉ちゃんみたいって言うなら
わかる・・よ?
と思ったが言えなかった。