ONCE【友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~ 番外編SS】

…なんだか、急に眠たくなってきた。


スマホに目をやると、まだ21時を過ぎたところだ。

いつもなら、こんな時間に眠たくなったりしないのに。


でも、今日はいろんな出来事が起こった。

自分では気づいていなかったけど、体は疲れていたのだろうか…?


彪雅のお言葉に甘えて、…ベッドを使わせてもらおうかな。


そう思っていたんだけど――。


なぜか、一層睡魔に襲われて…。

体がぽかぽか、ぽわぽわしてきて…。


わたしは、そのままソファで眠ってしまった。



――それから、どれくらいたったのだろうか。


ふと、心地よい感触がして眠気が薄れる。


柔らかくて、温かくて、気持ちよくて。


まるで、唇にマシュマロかソフトグミが触れているような感覚だ。


……ん?

待って――。


唇…?