「…なんで2人がいるの」


 なんとか別荘の入り口まで着き、ドアを開けると、先に中に入った紺くんがそう言った。


 え、2人?紺くんの口調からして学園長ではないよね?


 私も中を覗いてみると、


「えっ、ほ、星出さんと虹叶くん!?」


 星出さんと虹叶くんがソファに座っていた。


 2人は目を見開いてこちらを凝視している。


「え、なんであんた達がここにいんの?」


 と星出さん。


「いや、こっちのセリフだから。…俺らは学園長に呼ばれて来たの」


「俺たちだって学園長に呼ばれて来たんだ」


 ふ、2人も…?


「…何か学園長から聞いたことは?」


 そう紺くんが問いかけると、