「…あのーもしかして、」 「い、行きたいです!!」 楽しみすぎて、何かを言いかけていた紺くんの言葉を遮って言ってしまった。 「あらそう?それじゃあ、1週間後に出発するわね!ここから電車で行けるところだから、後で場所を送っておくわね!」 と、七海夫婦は部屋を後にした。 私は隣に視線を向けて、 「…す、すいません、紺くん何か言いかけていませんでしたか?」 勢いで行きたい!って言っちゃったけど、もしかして予定あったりしたのかな…。