私は2人に紺くんが風邪をひいてしまったことを話した。
「え、マジで!?」
「はい…だから私今から買い物に行こうかと」
私がそう言うと、
「…いや、初ちゃんは鮫上のそばにいてあげて。私が買いに行ってくる」
「えっ!?」
「…星出、お前1人じゃ危ない。俺も行く」
と虹叶くん。
…あれ?なんか星出さん顔が赤くなっているような…。
「…い、いや、気持ちは嬉しいんだけど、鮫上今ソファで寝てるんでしょ?初ちゃんじゃ運べないだろうし、虹叶運んであげなよ」
星出さんはそう言うと、再び買い物に出かけてくれた。
「…倉下、鮫上はどこにいるんだ?」
「あっ、こっちです!」



