「はぁ〜…」
雪かき…というより雪合戦から帰って来た私たち。
虹叶くんと星出さんが買い物に出かけたので、紺くんに譲ってもらった私は先にお風呂に入り、洗面所で髪の毛を乾かしていた。
さっきまでみんなで雪で遊んでいたから、温かいお風呂が身にしみた。
髪の毛を乾かし終わり、私はすぐにリビングへと向かった。
「みなさん、お風呂終わりました…って、紺くん!?」
リビングへと続くドアを開けながらそう言うと、すぐにソファに横になってきつそうに荒く呼吸をしている紺くんがいた。
「紺くん!!」
私はすぐさま紺くんの横になっているソファに駆け寄った。
紺くんの頬は赤くほてっており、少し汗ばんでいた。