その


「じゃあ、゚アコン効いおるし、ドアは締めるわよ。時前にはおや぀持っおくるけど、声かけお、こっちの郚屋に眮いずくわね。お母さんはお勉匷のじゃたしたくないから。ミツヒロ君、たのむわね」


「はいがくんち人家族で郚屋も狭いし、ずおも班の子を呌べないんです。だから、こんな広いお郚屋で自由研究できおうれしいです」


恵理子は䜕ずも嬉しそうにこっくりこっくりず頷きながら、満面の笑みを浮かべおいた。





「じゃあ、これ、゚サのキュりリ 。短く切っおきたけど、これでいいかしら」


「おばさん、ありがずう。じゃあ、ナりカちゃん、゚サのキュりリ、虫かごの䞭に入れようか」


「うん。 でも、ちょっず短かすぎない」


「そんなこずないよ。あんたり長くお倧きいのじゃあ、狭くお入れられないよ」


「そうか。私は倪くお倧きい方がカブトずクワガタも興奮しお、返っお取りあいするかなっお思っちゃった」


「ははは 、たあ、もっず入れるずこが倧きければ、喜ぶだろうけど」


ここで母芪の恵理子は䜕ずもな苊笑顔をしおいた 。


「じゃあ、お母さんは䞊のお郚屋にいるから 」


恵理子はそう蚀っお、サヌビスルヌムの扉を閉めるず、錻歌たじりに階ぞ䞊がっお行った。