どうしよう。こんな大事なときなのに、なんで眠気が…。 もっと鷹良くんを見ていたいのに。まだまだ足りないのに。 鷹良くんはいいよ、と言って私の頭を撫でてくれた。 「…熱があるからって忘れるなよ」 眠りに落ちる前に、そんなことを言われた気がした。