気がつくとあっという間に時間が過ぎていて、予冷を知らせるチャイムが鳴った。

予冷が鳴っても起きない彼女。



「三好さん」



名前を読んでも返事がないので、肩を揺らした。



「うーーん、もうちょっと」



三好さんは寝ぼけながら、僕の腕を払った。