そういう……

ただの私の失敗談。

ただの私のちょっとしたミス。

そんな過去の記憶に夢中になっていたら
いつの間にか頭を痛みは徐々に止んで。

かと思ったら、

グサッッッッッッッッ…………!!!!

今朝と同じように。

鈍い音を発しながら
包丁がまたすぐそばの床に突き刺さり

『ゲームをしましょう。
その包丁でどちらか。死んで下さい。
どちらでもいいですよ。』

主催者の意地悪そうな声で我に返った。