そうやって少しだけ優越感に浸っていた昨日。 「澪奈の彼氏、かっこいいねぇ〜っ! 一個下、だっけ?!また今度さ! ダブルデートしようよ!」 「…」 は? だった。 澪奈は柚希にそんな風に純粋に、 気分よく褒めて欲しかった訳じゃない。 もっと…悔しがって欲しかった。 なのに… 思ってた反応と違う。 すごく。 すごく。 「…澪奈はずっと柚希が好きだったのに」 腹が立った。 死ぬ程。