私達の様子をおもしろおかしく
嘲笑っているようや態度の主催者に

怒りを顕にした澪奈ちゃんは拳を握りしめて
スピーカーを睨みつけた。

『まぁまぁ。落ち着いて下さいよ』

パチッ…

ちょうどその時。

理科室の右上に取り付けられたテレビに
砂嵐が写し出された。

ザーーー、と不気味な音を発し続け、
堂々と私達を見下ろした。

でもやがて、砂嵐は徐々に
鮮明な映像へと切り替わり、
何かが映し出された。