「はい…っ」

深くうなづいて、
私達3人はここで神楽くんと別れた。

もしかしたら神楽くんはこれから
外に出られるのかもしれない。

だとしたらこれで
もう…会う事はないかもしれない。

「……」

そうなった時。

きっと、いつか
神楽くんを思い出そうした時に

真っ先に浮かぶのは

泣き顔よりも

最後に見せてくれた

少し大人な姿の神楽くんだろう。