「四葉……起きたの?大丈夫…?」
「……」
心配そうに私を見つめるあいつから
咄嗟に目を逸らして手を強く握る。
「四葉ちゃん!」
後ろからは咲来ちゃんが
私の腕を掴んで止めようとしている。
けれど
「ねぇ、唯央見なかった、?
さっきからいないんだ…けど……
え…?何事?」
ちょうど澪奈ちゃんが図書室に入ってきた事で
全員の意識が澪奈ちゃんに向いた。
その隙に私は咲来ちゃんの手を振りほどき
椅子に座ったまま、私を見つめる
あいつに真っ直ぐ近付いた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…