「春くん…!?」
「さらちゃ…」
「良かった…っ、大丈夫!?」
「大丈夫、大丈夫!さらちゃんこそ平気?」

いつもの笑顔で私を見つめる春くんに
ホッと胸を撫で下ろす。

「うん…。でも…ここ、どこな…」
「よつばぁーー!
死んじゃやだよーぉぉ!!
起きてよー!!起きてよーーーっ。。。!!」

その時とてつもなく大きな叫び声が聞こえ
そちらに視線を向けると、

女の子が倒れていて、そのすぐ側で
男の子が膝まづいて
泣き崩れているようだった。

今さっきの私達みたいな光景だ。

あそこまでは取り乱してないけど…。