私の”彼氏”
中島 春瀬
私は春くん、と呼んでいる。
桜木 咲来
私
春くんは私を
さらちゃん、と呼んでいる。
明日で付き合って1年になる私達は
付き合いたてとそう変わらず、
適度な距離感を保っている。
「さらちゃん、今日はどこ行くー?」
「うーん、あ!駅前の雑貨屋、行きたい!」
そう言って、さりげなく春くんの手を握る。
もう手を繋いだり、
そういった恋人らしい事に
顔を赤らめることも、
だいぶなくなった今日この頃。
”慣れ”って、ジワジワと、
実感するものなんだろうなぁ。
なんて思いながら
ギュッと繋がれた左手に視線を落とす。
中島 春瀬
私は春くん、と呼んでいる。
桜木 咲来
私
春くんは私を
さらちゃん、と呼んでいる。
明日で付き合って1年になる私達は
付き合いたてとそう変わらず、
適度な距離感を保っている。
「さらちゃん、今日はどこ行くー?」
「うーん、あ!駅前の雑貨屋、行きたい!」
そう言って、さりげなく春くんの手を握る。
もう手を繋いだり、
そういった恋人らしい事に
顔を赤らめることも、
だいぶなくなった今日この頃。
”慣れ”って、ジワジワと、
実感するものなんだろうなぁ。
なんて思いながら
ギュッと繋がれた左手に視線を落とす。