主催者の言葉が脳裏を過ぎる。

((明日の午前8時30分。
またここに集合です。時間厳守です。
1分でも遅れたら爆発です。))……

1分でも遅れたら爆発……。

この言葉の重みには逆らえない。

まだ7時にもなっていなかったけれど、
体育館には8人全員が揃った。

昨日は体育館の窓を全て塞ぎ込むように
覆われていたカーテンが
今現在は全て開いていた。

そのおかげで窓からは
明るい日差しが差し込んでいて

昨日はどこか不気味に感じてしまったけれど、
今日は何かのショーでも始まるんじゃないかと思う程にキラキラとして見えた。

けれどそう単純な思考は長くは続かず
視線は恐る恐る舞台の方に引き寄せられる。

それはきっと昨日。

あそこで人が死んでいたからだ。