「じゃあ、柊希…行ってきます」

「おっ、朝ごはん食わねぇーの?」

柊希は私が着替えてる間にご飯を軽く作ってくれてたらしい

でも……

「ごめんね?帰ってきたら食べるから。もう玄関に龍河くん来ちゃってるんだよね」

「おーそうか。冷蔵庫入れとくぞ。気をつけろよな」

「うん、ありがとう。行ってきます」

私は玄関でローファーにはきかえると

「乃愛瑠、ほら、弁当に入れといたから。これで食べれるだろ」

「お、その手があったか。ありがとう。行ってきます」

玄関のドアを開けると、もう龍河くんが来てて

「おぉ〜、やっと来た〜」

長いこと待たせたちゃったな。今日暖かい飲み物奢ったげよ