「早すぎて10秒に感じた」

「もうもはや瞬間移動超えてるわ。じゃあまた明日な」

「送ってくれてありがとうね。帰り気をつけて、また明日」

私は龍河くんを見送ると、家の中に入った

「ただいまぁー」

って、お母さんも働いてて今は家にいなかったんだった

「カーディガン。網状の袋に入れて洗濯機の中に入れとこ」

お母さんが干す時驚きそうだけど

「私服に着替えてーと。のんびり柊希の帰りを待ちますか」

そういえば、お父さんが亡くなって何年経ったけ?

「5年?10年?やば、自分の父親なのに忘れちった」

そのうち思い出すだろうと思って、私はテレビをつけた