「ねぇねぇ、乃愛瑠ちゃんさっきね?私、職員室にノートを提出しに行ったでしょ?それでね?先生たちが転校生の話してたの」

「えっ、そうなの?こんな時期に誰だろうね?」

私はカバンに教科書を詰めながらクラスメイトの話を聞いていた

「誰だろうね〜?明日が楽しみだな〜」

「なんとね?転校生がくるの2日後らしいのよ。何ですぐじゃないんだろうね?」

なにか事情があるのかもしれない

「何でだろうね?でもまぁ、転校生がどんな人なのかすごく楽しみにしとこーよ」

私はクラスメイトの1人と話しながら隣の教室の中を覗く

「それもそうだね!じゃあ私先に帰るね?」

「うん、またね〜」

私が隣の教室を覗いたのには理由がある

「あ、乃愛瑠ちゃんじゃん。何か用事?」

あ、この人どこかで見たことがある

いや、同じ学年だから毎日見てるでしょ?とかではなくて