「あ、ありがとうございます。それじゃあ、えーと…」

オレンジにカルピスに炭酸にコーヒー

柊希さんの前だからってついつい遠慮してしまう

「俺に気を使わず、好きな飲み物頼んでいいんだぞ?というか、俺ももう社会人だ。奢ってやるよ」

俺はその言葉に驚き、メニューから顔を上げた

「えっ?」

「いいからいいから、好きな物頼め!」

そればかりを言われてしまったらもう俺は

「それじゃあ、カフェオレにします」

店員さんを呼んで、俺は注文した

「それで何か言いたそうにしていたが?」

というか、柊希さん怖かった頃と今とじゃあギャップがちげー

俺の目の前にはオレンジジュースを飲んでる柊希さんがいた