「なーに言ってんのよ。私は乃愛瑠が好きだからここにいるんだって、友達だからさ、大学行ってもたまにはあそぼうな!」
「うん!受験勉強無理しないでね」
「おぅっ!」
私たちは校舎の中へと消えていく
私は西棟、さとみん先輩は東棟
私は普通に授業だけど、受験生であるさとみん先輩はどんな授業内容なのだろうか?
私もいつか経験するなんてね
「あ、乃愛瑠ちゃん、チャイムなっても戻ってこないから心配しちゃった。でもさとみん先輩と一緒だったんだね。ちょっと良かった」
教室に入るとクラスメイトたちが駆け寄ってきた
昼休み終わっても戻ってこない私を心配したんだね
なんて優しいんだろう?
「大丈夫だよ。ごめんね心配かけちゃって」
「ううん、無事なら良かった」



