でもいざ、文字を打とうとしたら手が震えてできなかった
「乃愛瑠…。無理しないでいいよ。落ち着いた時にでも打ってみたら?」
隣にさとみん先輩がいてくれてよかった
1人だったらどうすることも出来なかった
「そ、そうだね。分かった」
私はそう言ったけど、また泣きそうになっていた
弁当を全部食べ終わるころ、チャイムが鳴り響いた
「まだ食べ終わってないー」
「あはは、まだ昼休み終わりじゃないから、ゆっくり食べな。私は乃愛瑠が食べ終わるまでここにいるからさ」
ありがとう。さとみん先輩
私はやっとの思いで、弁当を全部食べ終わった
「すみません、私に付き合ってもらっちゃって」



