「今日のんびり準備してもいいぞ。俺が送ってやるから」

「やったね〜」

私は顔を洗って、何とか制服に着替えた

朝ごはんはパンでいっか

柊希の車の中でも食べられるような

菓子パンにしよー

「柊希、おまたせ…というか柊希。会社遅れてもいいの?」

私はローファーを履きながら疑問に思ったことを言ってみた

「今日は遅番だ。今から言っても全然間に合うって。もし今日もいつも通りなら今頃出勤してる」

「あ、そっか。柊希。ありがとうね」

私は後ろから兄に抱きつく

「こら、乃愛瑠。朝から兄に抱きつかないの。胸当たってるし」

「えへへー、ごめんねー!」

後ろから兄が

「はぁ、全く」

とか言ってたことは気づかずにいた