「のーえーるー!!!!あっさっでっすよー!。おっきないと、キッスするよー!」

ん〜、まだ頭がぼんやりするし、なんか頭が痛い

「ん〜、分かったけどー。起きられない」

私は朝は強い方なのに、昨日泣きすぎたせいでもあるのだろうか

「しょうがないなー!ほら」

と、兄は私の手を掴んで身体を起こしてくれた

「ん〜、頭が痛い〜」

「昨日いっぱい泣いたもんな。学校は?行けそうか?」

「朝ごはん食べて薬飲んでから、考える」

頭が痛すぎるせいで、脳が覚醒しない

「よしよし、大丈夫だからな。乃愛瑠には、さとみん先輩と、龍河くんがいるだろ?大丈夫だって」

兄のこの言葉は魔法だ

「わかった、いってみる。でも無理なら保健室行くのもいいかも」

私は兄に手を引かれながらベッドからやっと離れた