「仕事終わってからすぐ来て正解だったなー。マネージャーさんがリフレッシュ休暇をくれたから、明後日までゆっくり透悟くんといられるよ？どこ行きたい？」

「のえ…る…」

俺はもう肩の力が抜けて大学の入り口で座り込んでしまった

「透悟くん〜？」

乃愛瑠と俺の友達の桜庭と羽鳥は俺が落ち着くまでそばにいて、俺を慰めてくれた

「悪い…。でもまだ信じられなくて」

「俺らも信じられないよ、モデルのNoelが目の前にいるんだぜ？」

まだ俺は頭が混乱してる

俺に内緒で仕事終わりに大学まで来てくれたこと、すごい嬉しすぎて大学の地面に座り込んでしまった

「Noelちゃん…仕事忙しくてなかなか休み取れないんだね」

「そうなんだね…。ねぇ俺たちと同い年？大人っぽいね」

それは俺も思った

あれから２年も経ったもんな