「髪の毛も巻いちゃえ〜」


10分後

「あ、そろそろ行かなきゃ!透悟くんもう来てるよね」

わたしはブランド物のカバンを手に家を出た

「あっつ〜!梅雨の時期だってんのに暑すぎるでしょー」

私は暑さを我慢しながら駅前まで走っていった

「あ、あの黒髪赤メッシュは…透悟くん〜」

私は俯いてスマホをいじってる透悟くんに手を振った

「おっ、来たか」

透悟くんは人ごみをかき分けながら私のところまで走ってくれた

「乃愛瑠可愛すぎる…はぁ、このまま連れ去りてぇ」

透悟くんは人前もはばからず私を抱きしめてきた

透悟くんの後ろをちらっと見たら女の人達ばかりだった