「あれ、ここ男子部屋」

だからさっき女子んとこで時間稼ぎって言ってたのか

「やっと乃愛瑠に触れた。アジトに来ても俺は勉強してるし。校舎ごと違うと、こうもすれ違うのか。夕ご飯の時間まで乃愛瑠と一緒にいてー」

透悟くんは私を部屋に入れたあと、壁においやって私を苦しいほど抱きしめて肩に顔を埋めた

「透悟くん、私もずっとさ〜話したかったんだよね。アジトに行ったら透悟くんに会えるかなと思って何も言わなかったけど、私だってすっごい寂しかったんだからね?キスしたい」

というかここホテルだよね?

この状況はすごいやばいんじゃー

それぞれ部屋割りは2人~3人までとされてて

透悟くんの部屋には2つしかベッドがないから

うんすごくヤバい

でも透悟くんは離さないんだろうな

私も離す気は無いけど

私は肩に顔を埋めてる透悟くんの頭を撫でると、透悟くんは顔を上げて、今から獲物を捕らえるようなそんな目をしたあとに