「あ、時定!」

んっ?透悟くんがいるの?

というか琳斗くんにしがみついたままじゃん

「はぁ?」

「乃愛瑠ちゃんが今にも倒れてしまいそうだったから、俺が介抱しようと思って」

「つかねてるし。1回下ろせ。俺が部屋まで運ぶ。乃愛瑠、起きろ」

「ん?あれ?透悟くん」

私は起きると透悟くんと琳斗くんがまた言い合いしてるのが見えた

「とーりーくん!」

私はまだ言い合ってる2人の中に入り、透悟くんを抱きしめた

「あ、時定と乃愛瑠ちゃん!?」

「俺らも女子んとこ行ってくるわ。7時半くらい晩御飯だから時間までゆっくりしといて」

なんか気を遣わせて申し訳ないな

透悟くんは私の手を掴むと、部屋まで私を連れ出した

久しぶりの透悟くんの温もりだ