小林と話してるといつの間にか京都の空港についてたらしく、東棟進学部クラスの男子が騒いでいた

と、数秒後に乃愛瑠ちゃんの姿も見えた

友達と何か話してるが、遠すぎて話し声は聞こえない

「本当に乃愛瑠ちゃん大好き透悟くんだな」

小林から突然そんなこと言われたから、俺は大声で腹を抱えて笑うしか無かった

「ははっ、やっと笑った。2年になってからあまり笑ってなかった気がする」

「小林…」

俺はまた無意識に東棟クラスがいた方に目を向けたが…

「あれ、東棟のみんな居ない」

「とっくに出たぞ?混雑しないように東棟から出るって向井先生言ってなかったけ?」

なんかずっと小林に助けられてばっかの気がする

「よし、今日飯奢るわ。なんか助けられてばっかだからそのお礼?」

小林の肩を叩くと一瞬驚いた顔をしたが、すぐに目を輝かせて