「まぁ、可愛い〜、透悟くんって子に見せるのよね?褒めてもらうわよきっと」

「ありがとう!お母さん」

私は2階からキャリーバッグとスクールカバンを1階に降ろすと

「柊希ったらまだ寝てるのかしら?乃愛瑠が修学旅行に行くって言ってるのに〜」

今年の春休みに透悟くんを家に呼ぶと、お母さんは驚いたけどすぐ透悟くんを受け入れてくれた

「まだ時間あるから私が柊希起こしてくるよ」

寝起き悪い人だけどいっか

わたしは柊希の部屋の前に行くと、ノックをして呼び掛けた

「柊希?私、もうすぐ修学旅行行くんだけどさ、起きてる?」

私はもうドアを開けることに

てか開いてるって…起きなかったら起こしてくれと言ってるみたいに

とりあえず柊希の寝顔を見るためしゃがみこんでみた