あ、言い忘れてたけど琳斗くんともまた同じクラスです

「乃愛瑠ちゃん!結城」

「なんで私だけ苗字なのよ〜、1年2ヶ月も一緒にいるのに〜」

舞冬花ちゃんは苗字で呼ばれたのが嫌過ぎたのか、頬を膨らませている

「悪い悪い、舞冬花ちゃん」

「……あ、やっぱ結城で」

私と舞冬花ちゃんと琳斗くんは6班と同じ班だ

あと3人はそのうち言いますね

「それにしてもさ、彼氏と校舎まで離れて寂しくねぇの?」

『寂しいに決まってるし』

私と舞冬花ちゃんは口を揃えて呟いた

「だよな。でも……」

琳斗くんは私の机に腕を置いてしゃがんでたと思ったら、突然立ち上がって私の耳元で

「寂しくなったら俺がいるからいつでも言えよ。まだ乃愛瑠ちゃんのこと、諦めてねぇから」

告白されて半年経ったけど、まだ諦めてなかったんだ

早く、私よりいい人見つかって欲しいな