「姫様、誕生日おめでとう!」
片膝を立てて、右手で私の手の甲にもキスをした
その仕草はもう王子様だった
私は照れながらも小さく「ありがとう」とお礼を言った
透悟くんは立ち上がるとソファに座って
「じゃあ…今日は思う存分飲み明かしますか!コップとか持ったか?……じゃあ乾杯〜」
うん、今日のために買ってきてくれたぶどうジュース美味しいかも
「あ、乃愛瑠。酒、飲むなよ?飲んだらお前、やべーんだからさ」
私は兄からの唐突な言葉に思わず口に含んでいたジュースを吹いてしまった
「ゴホッゴホッ……急に何言うの!」
てか私がいつお酒飲んだって?覚えてませんが?
というか飲んだ覚えないんですけど?
兄貴、それいつの話よ



