「ほら、姫様、泣き止んで?暖かいお茶入れたからさ」

「夏葵くん、ありがとう〜(泣き)」

私はコップを受け取ると、すぐ口に流し込んだ

「はぁ〜、暖かい」

「良かった。本当は紅茶が飲みたいと思うけど、ごめんね?俺ら全員紅茶が苦手で」

「大丈夫〜、学校で飲めるから」

そういえば最近ミルクティー飲んでないや

「ねぇ、そろそろ着替えないと遅刻しちゃうよ」

私はその言葉で掛け時計に目をやると、いつも起きる時間になっていた

「あ、ほんとだ!」

私は総長室に入り、制服に腕を通した

「……」

たまに黒のセーター着ようかな

それにスカート少し長くしてもいいかもしれない

ブレザーのボタンを閉めて、ちょっと髪の毛縛ってみようかな