透悟くんは一度私から離れたと思ったら突然立ち上がって私の手首を掴んで、総長専用部屋に連れてこられた

ドアを閉めたと思ったら鍵も閉めて

「姫、可愛すぎるからあまり幹部のみんなに笑顔見せないでくれ、嫉妬でおかしくなりそう」

そう呟いたあと、透悟くんは私をベッドに寝かせて、唇にキスや、首元にキスを落としてきたりと、キスの嵐は収まることを知らない

「首に俺のものって印、つけとかねぇと」

透悟くんは私の肌に吸い付くと、チクッと痛みが走った

「……、1個じゃ足んねぇかも、もっとつけていい?」

「透悟くんの気が済むまでつけて……」

自分でも驚くくらいフワフワな声が出た

透悟くんは大きい目をさらに大きくすると、

「くっそ、可愛いこと言うなよ。でも抑えが効かなくなりそうだからこれで終わりな!」

透悟くんは私をベッドに座らせると、再び私を抱きしめた

ずっとこんな幸せが続きますように、と心の中で願いながら私は透悟くんの頬にキスを落とした