お土産買っちゃったから遊園地はまた今度、透悟くんと行くことにして

次は透悟くんの好きなところに連れて行ってくれると言うので、私は楽しみに後をついて行った

私たちが乗り込んだのはバスだった

「どこかな〜?楽しみ」

「そっか、良かった!」

私と透悟くんはバスの中でも手を繋いでる

恋人繋ぎで

透悟くんの手って暖かいな〜

しばらくバスに乗ってると着いたのは海岸だった

「えっ?海?」

「あぁ、どうしても連れてきたかったんだ。冬だけど、冬の海も見たくなってきてな」

「綺麗だし、寒いのも忘れちゃうよ!」

あ、この貝殻綺麗。持って帰ろうかな?

「ここなら誰も見てないからいいよな」

「何が?」

私は立ち上がって、透悟くんの方に向き直る