「ねぇ、今日ってさ、テスト返しだよね?不安なんだけど〜」

今日は月曜日

冬休みの予定が左右される時が来た

「大丈夫だって!舞冬花ちゃんも頑張って勉強したんだよね?」

「そうだけどさ〜、もううちのお母さん厳しいからさー、やだよーもう〜」

私にもたれてる舞冬花ちゃんの頭をよしよしと撫でる

そしたら、教室の後ろから透悟くんがやってきた

私の心臓は思わずドキッと跳ねるのがわかった

「あ、乃愛瑠ちゃん、おはよう」

「おはよう〜」

透悟くんは私に気がつくと、挨拶してくれた

「あれ〜?乃愛瑠ちゃん、顔赤いよ〜?どーしたの〜?」

舞冬花ちゃん…さすが鋭い観察力

「な、なんでもないよ」

私はとっさに否定をしたけど、舞冬花ちゃんには通じないらしい