「良かった。てっきりキスしたのかと思った」

透悟くんは私の手を掴むと身体を起こしてくれた

「乃愛瑠…改めて言っていいか?」

「うん!いいよ。もう透悟くんの覚悟がこっちまで伝わってきた」

透悟くんは一度俯いたけど、また私と向き直ると

「乃愛瑠ちゃん、好きなんだ。俺と付き合って欲しい」

そんなこと…もう決まってる

「私も透悟くんが好き。こんな私だけど宜しく御願いします」

私は立ち上がって透悟くんに頭を下げた

「あぁ、もう離さねぇよ。だからそのつもりでいろよ」

「うん、いいよ」

私と透悟くんは顔を近づけて、目をつぶると透悟くんの優しいキスが降ってきた

今度こそ、何があっても『バイバイ』は言わないこと、ここに誓います