「俺も好き。これからは今のBlack Roseが乃愛瑠の居場所だ。だから何かあればBlack Roseに頼るといいよ。もちろん俺にも頼ってくれてもいいけどね」

透悟くんは私の手を強く握ると、秋斗の方に向き直って

「分かりました!この身を投げ捨てるくらいの覚悟で乃愛瑠ちゃん、守ってみせます」

「透悟、俺からも頼むな」

「柊希さん…」

柊希からも秋斗からも頼まれちゃったね。

「はい!全力で乃愛瑠ちゃん守ります」

透悟は柊希と秋斗に深くお辞儀をした

「じゃあ俺らは帰りますか。柊希さん」

「そうだな。じゃあ乃愛瑠、俺先に帰ってるな!帰りは透悟に送って貰え」

「秋斗、バイバイ」

「あぁ、乃愛瑠、バイバイ」

これが本当のお別れ…寂しさもあったけど今は10代目Black Roseがいるもんね。

もう私は寂しくない。