「ねぇ、あきくん!幹部室行かないの?」
秋斗は読んでいた本から顔を上げて
「いいや、乃愛瑠の可愛さ、みんなに見られるのやだな」
「そっか」
秋斗は読んでいた本を閉じると
「だってさ、乃愛瑠のこと、ほかにカワイイって言ってる人がいてさ、なんか嫌なんだ。嫉妬って言うのかな?嫉妬で心臓がどうにかなりそうなんだ」
わたしはBlack Roseの姫になった時以外、あまり幹部室には行っていない
「それよりさ俺、高校生だよ?可愛い彼女そばにいてさ、手、出さない彼氏どこにいると思う?」
その時の私はまだギャル風な格好じゃなかったんだけど、秋斗が言うのは『乃愛瑠ってどこか大人びてて、全然中学生に見えない。俺と同世代に見える』らしい
『それ、さんざん柊希にも言われた』
「まじか、柊希さん…あはは」
ただ、秋斗と幸せに過ごしていれば、それだけで良かったのに
ある日、Black RoseのアジトにKrystalが乗り込んできたんだ
秋斗は読んでいた本から顔を上げて
「いいや、乃愛瑠の可愛さ、みんなに見られるのやだな」
「そっか」
秋斗は読んでいた本を閉じると
「だってさ、乃愛瑠のこと、ほかにカワイイって言ってる人がいてさ、なんか嫌なんだ。嫉妬って言うのかな?嫉妬で心臓がどうにかなりそうなんだ」
わたしはBlack Roseの姫になった時以外、あまり幹部室には行っていない
「それよりさ俺、高校生だよ?可愛い彼女そばにいてさ、手、出さない彼氏どこにいると思う?」
その時の私はまだギャル風な格好じゃなかったんだけど、秋斗が言うのは『乃愛瑠ってどこか大人びてて、全然中学生に見えない。俺と同世代に見える』らしい
『それ、さんざん柊希にも言われた』
「まじか、柊希さん…あはは」
ただ、秋斗と幸せに過ごしていれば、それだけで良かったのに
ある日、Black RoseのアジトにKrystalが乗り込んできたんだ