「乃愛瑠と秋斗は付き合ってたんだ。それはもう溺愛してたよ」

『えっ!』

俺は柊希さんの言葉で乃愛瑠ちゃんの方に目をやると

「ほんとだ、付き合ってなきゃーお姫様抱っこなんて出来ないよね」

夏葵の言う通りだ

確かに好きな女の子でなきゃ、お姫様抱っこなんてできっこねぇな


┄幹部室┄

「あきくん、下ろしてくれたのはいいんだけど、後ろから抱きしめないで?苦しい」

秋斗さんは、乃愛瑠ちゃんをソファに下ろした後、後ろに回って乃愛瑠ちゃんを抱きしめた

「久しぶりの乃愛瑠だよ?もっとくっついていたいじゃん」

こんな秋斗さん見た事がねぇ

秋斗さんって好きな子にはとことん甘い性格だったのか