今日はいよいよ『Krystal』との決闘の日

柊希さんには伝えてある、だけど、Krystalの名前を出したら

『それは絶対乃愛瑠に言わない方がいい』と言われてしまった

やっぱり関係があるんだな

俺らが準備をしているとちょうどアジトに『Krystal』が来たらしい

「そーうちょーさーん!来ましたよー」

「秋斗さん、俺が合図しますんで、その時に出てきてくださいね」

「わかったよ。さぁ、お前ら行ってこい」

俺はみんなに目配せをして

「行くか」

俺は代々受け継がれる赤の特攻服を着ている

柊希さんも着たこの特攻服、自然と背中を押してくれそうな、そんな感じがした

「あ、やっと来ましたか。今日はあの時のお姫様はいないんだな、残念」

"あの時のお姫様"?

「誰のことだ?」