「でもずっと溜め込んでた分が爆発したんだろ?ストレスとか溜め込みやすいからな。乃愛瑠は…、ストレス発散したいなら付き合うぜ?いつでも、つか、乃愛瑠がそんなに苦しんでんのに兄として放っておけるかよ」
「ありがとう」
私はそのまま兄の車で家に帰る
私はあまりにも柊希の安全運転に安心して、車の中で眠ってしまっていた
目が覚めると自分のベッドで横になっていた
目を開けると、私の隣で寝てたのは柊希だった
ジャケットとネクタイは私の学習机の上に、
綺麗に畳んであった
「しゅ、う、き…」
私は兄を起こさないように、小さい声で呟いたけどどうやら兄には聞こえていたようで
「んっ…乃愛瑠、起きたのか。俺の車の中で起こしても起きないから、ベッドまで運んだんだ」
私って一度寝るとなかなか起きないって言われてるもんね



