「柊希さん?私がめちゃくちゃ怖がりなの知ってるよね?ね?ね?やめよ?」
「やだね、遊園地と言えば、お化け屋敷だろ?行くぞ」
「嫌だってばーーー」
私のそんな悲痛の叫びは柊希には届いてないみたいで、気がつけば目の前にお化け屋敷が
「ねぇ、明らかに怖いし何あるかわからないからやめようよ?」
どんだけ否定しても柊希耳には届いいてなくて、柊希はどんどんお化け屋敷の中へと歩き出していく
「柊希〜〜」
私は柊希の左手を強く握りしめる
もうこうなった時の柊希って誰にも止められないから、私ももう諦めるしか手がなかった
「だから言ったよね?怖いって!なんで妹の言うこと聞いてくれないのさ!」
私はもう恐怖から涙で顔がぐちゃぐちゃだ
メイクしてなくてよかった



