「じゃあ、私も最難関大学行って、看護師になりますか!」

「おー、頑張れよ!怪我したらよろしくな」

雄馬くん、調子に乗ってる

「大怪我なら見てあげてもいいよ」

私がそう言うとクラスのみんなは笑って、私は言葉を続けた

「お兄ちゃんも医者になればよかったんだけど、大学から『お前なら大手企業に行ける』って言われたらしいんだよね」

「そうだったのか、だからあいつは……あ、チャイムが、じゃあここまでだな、この話はまたいつかしてやる、解散」

話は気になるところで終わったから、みんな続きを私に聞いてきた

「ねぇ、さっきの雄馬先生の話、続き何?」

「『だからあいつは、俺があんなに医者になること進めても大手企業に行くと言っていたんだな』じゃないかな?」

知らないけど、柊希なら言い兼ねない

それを聞いたみんなは納得をして、帰る支度を始めた

まぁ、ほとんど部活してる人達だけど