そして、時は過ぎて、テスト最終日

「はぁ〜。やばいかもしれん」

透悟くんは頭を抱えて、ブツブツとそればかり呟いている

「ねぇ、透悟くん。テスト勉強はしたんだよね?今日は国語と保健だけだから大丈夫だとは思う、頑張ろ?」

「乃愛瑠ちゃん……ありがとう」

私が変なプレッシャーかけちゃったからそれが原因かもしれない

私がテストの範囲を見直してたら、わたしの名前を呼びながら、私に抱きついてきた

「乃愛瑠ちゃん〜」

「琳斗くんも毎日飽きないよね」

「今日で最後だな。川島も連れてどっか行くか?」

「んー、今日、お兄ちゃんと2人で用事があるんだよね。お兄ちゃん家で待ってるし終わったらすぐ帰らないと」

帰ったあとのことを琳斗くんに伝えると