そして、1日目のテストが終わり、放課後

「乃愛瑠ちゃん、遊ぶ約束してねぇけど遊び行こうぜ。ほらほら」

雨宮は乃愛瑠ちゃんの手を引いて、教室を飛び出した

「のえ…る…ちゃ…」

俺の左手は空を切った

まだ付き合ってもねぇのに、なんだ?この気持ちは

俺はモヤモヤとした気分を抱えたまま、帰る支度を終えて教室を出た

玄関に着くと、夏葵たちに心配された

俺があのときの話をしたけど、少し笑われて終わった

だけど、那生希から『そんなもの早く告白しちゃえばいいだけの話』って言われて

「あ、そっか」って納得した

仲間に相談したらスッキリした

俺はスッキリした気分で自分のバイクに乗り、少しだけ走ることにした