「っしゃ〜。今回も余裕だぜ〜」

「琳斗くんと乃愛瑠ちゃんってホントいつも並ぶよね」

「ホントホント、1位と2位取り合ってるよね」

そんなことないと思うんだけどな

琳斗くんもあー見えて本当は頭がものすごくいい

「乃愛瑠ちゃんも余裕だもんな!俺といつも一緒に並ぶくらいだから」

私の頭に自分の顎を乗せてる琳斗くん

「まぁね〜。あんなにすっごい頭のいい兄持ってるんだもん。私も頑張らないとね」

私が余裕の表情を見せると琳斗くんは私を後ろから抱きしめてきた

「ちょっと、離れてよ。次のテストの見直しできないじゃない」

「俺も大学行こうかな?」

「琳斗も大学行くの?2人一緒に行けばいいよ」

『それありかも』

クラスのこの提案に私と琳斗くんはハモった