「総長、珍しいこともあるんだね。学校が終わればすぐアジトに帰ってきてたのに」

「あ、?あぁ、ちょっと遊んできた」

俺もたまには気晴らしに出かけねぇとパンクする

それに俺のことはトップシークレットだから、『狼鬼』とは知らないはずだ

「へー、遊ぶなら僕達も誘ってよ。遊ぶの大好き♡」

「夏葵が思ってる遊びとはちげーぞ。

それにこれ、ゲーセンで取ってきたお菓子。みんなで分けよーぜ」

俺はUFOキャッチャーで一発取りしたお菓子を机に置く

「あぁ〜、これ、限定商品のポアロじゃん!総長が取ったの?もうさすが達人だねー」

夏葵はポアロの蓋を開けると

「あ、小分けになってる。ひとつずつ置いていくから、食べるのまっててよー」

夏葵は女の子もお菓子もお酒も大好きだ

あ、誕生日とか特別な日だけに飲んでるからな