「透悟くん、私ね?好きな人がいるから琳斗くんの告白断ったの。私はまだ誰のものにもなる気は無いよ。でもそのうち私にもこの人しか無理って人と付き合うかもしれないね、さ、早く帰らないと、柊希が怒ってくる」

「わかった、乃愛瑠ちゃんがそう言うなら俺の事好きだって言うまでずっと待ってるからな!」

乃愛瑠ちゃんは軽く笑うと

「わかった」

それだけ言って、玄関の方に歩き出した

いつか本当に俺の事好きにさせてみせるよ

だから待っててくれ、乃愛瑠ちゃん

俺もその場から離れると仲間の元に歩き出した

軽く怒られたけど、俺は受け流した

もう頭の中は乃愛瑠ちゃんのことしか考えられなくなっていた

仲間には沢山聞かれたけど、いつか話すからいいだろって受け流しといた

俺が本当に乃愛瑠ちゃんに好きという日はいつだろうな?